「ど根性ひまわり」について紹介します。宮城県石巻市で、東日本大震災の大津波のあと、瓦礫の中から一本のひまわりが芽を出しました。津波によってどこからか流れ着いた一つのひまわりの種が、塩害にも負けずにたくましく育ち、その夏、大きな花を咲かせました。勇気をもらった石巻の人たちは、そのひまわりを「ど根性ひまわり」と呼びました。その夏の終わりに採れた約150個の種は2世3世と生命を繋ぎながら、日本各地や海をも越えて大勢の人に育てられています。その一部をいただき、四粒の種を前庭の花壇に植えました。他のひまわりよりも随分遅く植えたので、咲くのも遅れ、成長も十分ではありませんが、今やっときれいな花を咲かせました。さすがど根性ひまわりです。大震災やそのひまわりを見て「頑張ろう」と思った人たちに想いを馳せてはどうでしょうか。